2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

生垣の自然

我が家を取り巻く生垣はサザンカ。若い木で毎年正月過ぎにはすごい数のつぼみが付く。あまりたくさん花が咲くのは粋ではないように思うので、つぼみが小さなうちに間引くことにしている。それでも、次から次に咲くので、3月に入ってからも花を見ることが出来…

企業間競争と省資源

今回、初めてフリーダイアルで数社から自動車保険の見積りを取った。一社20分も掛かったので結構疲れたが、今迄代理店に年間6万円ほど支払っていたものが4万円弱と2万円以上も安く契約出来た。いままで3年契約でやってきたのがもったいなかったと反省…

原発の運転再開手順

事故や大地震で停止した原発の運転再開までの工程は、国の判断に対して、いままで全国各地で行われてきた住民の理解(これはしばしば県議会の理解となる)が十分かどうかについてクレームがついた後に、何回かの住民説明会あるいは県の全員評議会などでの説…

エネルギーの担い手

日本の農業の担い手はその数僅か200万人。平均65歳というおまけまでつく。これで食糧の40パーセントを作り出しているのは立派だ。実は我が国の原子力関係で働く、電力会社と鉱工業の人数は4万7千人。大半が原子力発電に係わっているが、これだけの…

人と自然

朝夕、鳥たちの声がするようになった。春の訪れとともに鳥たちの活動が活発になる。鳥が活動的になったということは地面が暖かになりエサになる昆虫などが動き始めたということ。モミジの木の芽が次第に赤くなり、春モミジと呼ばれるようになる。江戸時代、…

大都会の緑地

各県庁所在地のある都市はほとんどが昔の城下町だ。町の中心部にはお城や城跡が存在し、その堀に囲まれた緑地は各都市にとって貴重なもの。お城以外には藩主の別邸もある。これらはほとんどが郊外の庭園として残されている。 東京では各藩の広大な江戸屋敷の…

原発に対する世論

エネルギー総合工学研究所が先頃、首都圏で実施したアンケート調査によれば、「原発利用を徐々にやめて行く」という意見が2003年には32パーセントあったのが、2008年には15パーセントへと半減した。 「増設しながら続ける」が3ポイント、「現状…

台湾のエネルギー政策に変化

台湾は最近になってエネルギー政策の変更を模索しはじめた。陳水扁前総統が脱原発政策を取ったため、新たな原発建設には規制がかけられていたが、馬英九総統は原子力も一つの選択肢とし、原子力推進を公約に掲げ、この規制撤廃を目指している。 台湾は島国で…

温暖化防止のうまいやり方

温暖化ガスの排出規制をめぐって先進国と新興国・途上国が対立している。アメリカが協力的になったのをきっかけに新興国などを巻き込む動きが活発化しているが、過去に多くの温暖化ガスを出した先進国の責任を問う新興国や生活レベルの向上を求める途上国の…

安心を与える技術を

原発についての人々の不安は三つある。放射能事故、核のテロ、そして何万年も貯蔵が必要な高レベル放射性廃棄物。原発を推進している国や原子力の関係者はこれらの不安に対して、真正面から取り組むことが必要だ。 フランスでは高レベル放射性廃棄物の貯蔵に…

インフラの修理は出来るか

国内の道路、橋梁、トンネル、鉄道、ダムや原発などのインフラは二十世紀に営々と築かれたもの。特に高度成長期に造られたものが多く、寿命を迎えつつある。人材についても奇しくも同じ。 戦後のベビーブームに誕生したいわゆる団塊の世代がこれに携わった。…

心の環境問題

21世紀は環境の世紀。人類の生存には人類を取り巻く自然環境が維持されることが重要だとの認識が深まっている。この環境を破壊しているのが他でもない人類であるということに多くの人はショックを感じている。環境問題はそれだけに留まらない。二酸化炭素…

野放しの殺人機

道路に車が走るようになって、多くの動物が車の犠牲になった。人間もたくさん死んだ。自動車を運転していない人もたくさん死んだ。これからもだ。バイクの事故で植物人間になった大学生とその母親の記録をテレビで放映していたが、バイクさえなければこんな…

京都タワー

1964年、京都の駅前に京都タワー(京阪電鉄所有)が出現し世間を驚かせた。あれから50年、地方都市では町屋を懸命に守り修復しようとしているのに、肝心の京都ではいまでも町屋がどんどん壊されている。京都は商業都市、観光都市であるより、町全体が…

ソフトな温暖化防止技術

温暖化防止に日本の省エネ技術が世界から注目されている。インバーターやエコキュート、高性能モーター、ガスタービン、断熱などの製品がそうだが、製品ではない管理技術が温暖化防止により効果的だ。日本は外国から導入したあらゆる管理技術をすばらしく高…

輸入依存度緩和戦略

世界の貿易は自由化の方向は変わらないが、各国のさまざまな都合で保護主義に一時的に戻ったりする。資源小国の我が国としては天然ガスなど周辺の海底資源開発、海中資源の開発が重要だ。 海の水は塩だけでなく多くの金やウランを資源を含んでいる。また、下…

後手にならないように

2007年7月の新潟県中越沖地震で停止中の東京電力柏崎刈羽原発7号機に関して、電力需要が急増する夏を前に、泉田裕彦新潟県知事が7日、事実上、運転再開を容認したと報道された。 火災が続いたり、県の技術委員会がもめたりしてなかなか前進しなかった…

イメージ形成

長所は短所にもなる。人間は言葉を聞いたり、文字を読んだりすることで頭の中でイメージを膨らませることが出来る。このイメージを膨らませることが出来るという人間の長所を最大限に活かそうとしているのが広告の世界。宗教や政治もこのイメージを膨らませ…

蒸気機関車と原発

堺屋太一が蒸気機関車が初めて日本に登場した時、全国各地で猛烈に反対運動があったと書いている。そのため地方では駅が街の中心から随分離れた場所にあることが多い。煙を吐くので沿線が火事になるとか、人や動物に危険だとか言われたようだ。汽車が便利で…

途上国に無理じいは出来ない

アメリカが積極参加して温暖化の第二ラウンドが始まろうとしている。早くも先進諸国が今度こそ途上国、新興国を巻き込んだ温暖化ガス削減量規制を目指しているのに対して途上国などから反発が出ている。先進国は論理的には正しいが、途上国などの国民の生活…

知事が運転再開の判断

泉田新潟県知事が中越沖地震でストップした柏崎刈羽原発の運転再開を認めた。これまで運転再開をめぐっては学者同士の活断層の見方をめぐる延々とした議論があったが、現実問題としてはどこかで結論を出さねばならない。 原発の耐震のためにはどんなに金が掛…

季節とたわむれる日本の生活

日本では春夏秋冬それぞれ味わい深い。昔はエアコンもないので、それぞれに工夫して色やデザイン、感触、音など心理的なものや感覚的なもので対応していた。避暑といってもガソリンを使って遠くに行くのではなく、徒歩で近くの川や海辺へ行くくらいだった。 …

世界の原発回帰と日本のマスコミ

スウェーデンと言えば脱原発政策を進めたことで有名。そのスウェーデン政府が、このほど地球温暖化対策などのため老朽化した原子力発電所の建て替えを容認する方針を表明。英国やイタリアも原発増設に方向転換するなど、温暖化ガスの排出がほとんどない原発…

原子力の健全な証拠

今年の原子力安全白書が出た。冒頭、東京電力柏崎刈羽原発が中越沖地震によって設計時の想定を上回る揺れを受けた点について原子力安全委員会が「率直に反省し、教訓や知見を生かすことが安全委員会の使命だ」としている。本文でもこの地震問題に半分近くを…

石炭火力に反対する大臣

福島県の小名浜に化学メーカーが石炭火力発電所を建設する計画に経済産業省は電源確保を理由に促進している。環境アセスメントに当たり、環境大臣の意見を求めたところ、斉藤環境大臣は二酸化炭素の排出が多いことから「子孫のためにならないものは認められ…

謎のソーラーカー

テレビの「鉄腕ダッシュ村」は人気者のTOKIOが出演している長寿番組のひとつ。その中で日本一周一筆書きの旅をやっている。2人が海岸沿いの道をソーラーカー愛称「ダン吉」で巡り、各地の風物に接するという内容。 このソーラーカーはワンボックスカーで屋…

温暖化時代の技術

地球温暖化を防止するために日本の技術が生かせるとの期待が大きい。地球温暖化はさまざまな異常気象を発生させ、大型ハリケーン、豪雨、干ばつなどの自然災害の増加をもたらすと予想されている。 昔から自然災害が多発していた日本で育った人々の自然への対…

浪費習慣

子供のころに中流家庭の一人っ子だった友達が「朝歯磨きするとき、ブラシの先端に少しつければよいという歯磨き粉のコマーシャルやっているが、オレはそんなけちなことはせず、絶対にたっぷりつける」と言っていた。それは今思えばアメリカ文化の影響だった…