2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

送電再開のニュース

2年近くも停止していた柏崎刈羽原発が送電を再開し、首都圏に電気を送り始めた。これから夏の需要ピークを迎えるこの時期にエネルギーの安定確保と温暖化対策の上からはこれほどの朗報もないだろう。 ところが、これを報じたり、その意義を正確に伝えたりす…

異常気象の深刻さ

温暖化の影響が静かに忍び寄っている。九州地方で梨の木に葉が出ず、つぼみもつかないので梨農家が困っている。それにしても、今年は関東から東北にかけてどの木も花が狂ったように咲いている。今迄咲かなかった木まで花を一杯つけていて、何か梅雨以降の猛…

古代文明の不思議

縄文時代が一万年も続いたというのは驚異的だ。近代人は野生種の保護も捕獲も近代技術を駆使して際限なくやる。これがひどい結果をもたらしている。インデアンや縄文人は動物や植物が自分の身を犠牲にして食糧になってくれたと考え、必要以上の捕獲をしない…

北朝鮮の欲しいもの

ミサイル発射に核実験と矢つぎばやに国際社会に挑戦を続ける北朝鮮。アメリカを交渉の場に引き出すためだといわれているが、究極の目標は国家として存続するためのエネルギーの確保だ。 偽札づくり、麻薬の販売、武器輸出などあらゆる手段で外貨を稼ぎ、それ…

現代の篭城

今回、インフルエンザウィルスから企業を守るために玄関先での体温チェックや手洗いを義務づけた企業も多い。国の対策も外国から帰ってきた人を空港でチェックし、隔離する、学校をいち早く休校させるなどインフルエンザウィルスとそれを持った人を他人に接…

パタゴニアの風

パタゴニアは南米アルゼンチンの南端にある広大に荒地。ここは世界でも有数の風の強い地帯だ。年間を通して平均毎秒9メートルの風が吹きぬける。日本では風力発電は年間平均で25パーセントの稼動率だが、この地帯では50パーセントに達する。この風を完…

マスコミの原発報道

原発に関しては専門性が高いので、国や電力会社は難解な問題を分かりやすく伝えられていない。「分かりやすさと科学的正確さ」のバランスが常に課題となっている。情報のプロであるマスコミにしてもそうだ。報道は分かりやすいだけでは不十分で、「一般読者…

自然が手本

ツツジを何株か頂き庭に植え替えた。20年近くも手入れをされていなかったツツジは雑草や蔦がからまり、そのまま植えれば夏には雑草がはびこるのでしっかり土を落とす。根も枝も伸び放題なので大胆に切り落とす。 根元からは毎年多くのヒコバエが出るが、管…

アジアの大国の動向

インドは大国。国土は日本の9倍もあるが、人口密度は日本と同じ。日本は狭い国土にうじゃうじゃと人がいるイメージだが、インドは広大な国土に日本並みにうじゃうじゃと9億人もの人がいると思えばよい。中国が一人っ子政策を続けると、インドは徐々に人口…

ピックアップ

「熟練の職人が手作業で一粒一粒良い豆を選び抜き、確かな技術で自家焙煎をしたカフェ・バッハの豆。しっかり豆に火がとおり、ふっくらと煎りむらなく仕上がったコーヒー豆を毎日使う分だけを焙煎しています。だからいつも新鮮なコーヒーをお楽しみいただけ…

地球環境悪化の覚悟

世界不況の回復は中国やインドなど新興国の経済成長をバネにしようとしている。それほど新興国の30億人の生活向上意欲が強いということだ。彼らが目指すアメリカ風の生活は彼らが今使っている10倍ものエネルギーを消費する生活。中国人とアメリカ人は似…

新型プリウスの評判

ホンダのハイブリッド車インサイト発売のニュースに続いて三代目プリウスが発表された。何より驚いたのはこの時点で既に8万台の予約が入っているということ。性能が飛躍的に向上したのに、価格がインサイトの低価格を意識してか205万円からと低めに設定…

電源の分散化

電力は発電所で効率よく発電する集中化、大型化の発想で作られてきた。最近、風力、太陽光など自然エネルギーは電源の分散化、小型化という発想が出てきた。分散化されたものは集中化されたものより規模が小さく、大量生産によるコストダウンが期待出来る。 …

電気自動車の魅力

都会では若者が自動車を欲しがらなくなった。公共交通が発達してることもあるが、経済的負担が大きすぎるのだ。地方では一家に一台どころか成人一人に一台ないと生活に支障を来たすくらい車が重要。通勤も買いものもすべて車だ。 軽自動車にするなど我慢をし…

日本庭園の謎

人間にはもともと自然を征服しようとする性質がある。庭を造る際、周りを囲い、気にいった木を植える。雑草を抜き芝生にして殺虫剤を噴霧する。木にとって害のある虫は排除する。山に見立てた石なども配置し、ちょうどキャンバスに絵を描くように自分の思う…

ドライバーの視野

ドライバーズスクールでは運転中近くばかりを見ないように指導がされている。目の前の信号機だけでなく、次の信号、次の次の信号が何色かも頭に入れる。もちろん、あまり遠くばかりを見ていて近くがおろそかになってもいけない。先々の情報を把握して近くの…

究極の温暖化対策

スウェーデンは2020年までに暖房用のエネルギー源として化石燃料をまったく使わないようにするという目標を掲げた。あの寒い北欧の国でどうやって暖房をするのかと思うが、電気や地熱、あるいは薪ストーブを含むバイオマスに頼ることになる。既に電力は…

インフルの日

新型インフルエンザが警戒レベルを上げる度に、その対策も大掛かりになっている。それを見ているとここでも格差があり、大企業では入り口で出入りする人の体温を測るところがあるのに対して、まったく手の付いていない中小企業もある。警察、消防、清掃、役…

世界最大の太陽光発電所

イスラエル電力公社が世界最大の出力8万キロワットの太陽光発電所の建設を国から承認された。これまでの世界最大はドイツの4万キロワットの発電所。建設費は約4億ドル(約400億円)完成は4年後だ。8万キロワットというと大きいようだが黒四ダムの発…

科学的事実を認めない日本人

遺伝子治療、遺伝子組み換え食品、臓器移植、放射線利用、耐震設計など、科学の進歩を生活に取り入れる際に、日本人は欧米に比べて「何となく嫌」という感情を出すことが多く、科学的に検討されたある基準を作り、そこで割り切って科学技術を利用することが…

庶民の温暖化対策

国の温暖化対策はいっこうに成果を挙げず、温暖化はこれからも確実に進みそうだ。庶民の暮しはこれから亜熱帯気候で暮すため衣食住でさまざまな工夫をする必要がある。既にクールビズは浸透しつつあるが、たび重なるであろうスコールに備えて大きめの傘と長…

朝日新聞の欺瞞

5月6日付の朝日新聞社説は「原発と温暖化」。−安全に、うまく使いたい−との副題がある社説の中で「二酸化炭素をほとんど出さない原発を少なくとも当面の間は安全性に配慮しつつ、今ある原発を活用せざるを得ない」としている。「活用せざるを得ない」との…

三菱の風車

三菱重工が横浜市本牧にある大型風力発電所用の機器を製造する設備を増強する。風力発電は世界的ブームの中で、大型化傾向が著しい。現在2400キロワット級がアメリカなどに輸出が好調。 今後、洋上風力用に3000キロワット級の超大型機の開発を目指し…

地球温暖化と科学的発想

マスコミは地球温暖化を囃し立てるのが役割と心得て、危機感を煽るのに懸命だ。マスコミの言う対策は「小さなことでも一人ひとりが出来ることから」であとは太陽電池と風力発電しかない単純なもの。 一人ひとりが出来ることをやれば、温暖化ガスの排出が19…

総合的対策

化石燃料の消費を減らさなければ、二酸化炭素削減には直接つながらない。削減目標達成には化石燃料の使用に制限をかけたり、使う場合には二酸化炭素ガスの回収を義務付たりしなければならない日がそのうちやって来る。自動車や工場は電気動力にシフトするが…

NHKのキャンペーン

温暖化対策ブームに乗ってどこもかしこもエコエコと囃したてている。なかでもNHKのキャンペーンは若いタレントが私にも出来ることとして「マイ箸持ってます」「近くへは歩いて行きます」「エコバッグ持っています」などと言うどれも笑っちゃうぐらいちゃ…

シティの発想

イギリスは産業革命を起したが、いまやすっかり産業は空洞化してしまった。地下鉄などのインフラもすっかり古びて、ブタペストやプラハの地下鉄が車両も駅も大きくピカピカなのと対照的。いまだに狭い道に赤い二階バスを運転手の名人芸で走らせている。 産業…

原発と火災

柏崎刈羽原発の倉庫火災で原発そのものの運転再開が延びている。原子力安全・保安院によれば、原発での火災は2000年以降、増加傾向で、特に東電電力、東北電力、北海道電力の各サイトで多いとの結果だ。作業中とそうでない場合の比率は4対6。作業中で…

日本の原子力の行方

世界中が原子力ルネッサンスの方向に向かっているが、日本だけは蚊帳の外だという声がある。六ヶ所村の再処理工場は完成が延び延びになっていて今年の夏でもどうか分からない。もんじゅに至っては、原子力関係者ですら年内運転再開の見込みはなさそうだとい…

パンデミックと原発

近年、原発は次々と大地震に襲われいまだに停止しているものもあるが、今また新たにインフルエンザの大流行という試練に立たされている。水とともに人々の命を支えているのが電気。それは発電所が運転することにより作られている。運転員は1チーム8名程度…