2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

音で発電

音で発電する音力発電が注目されている。スピーカーを振動させることで音が出る原理を逆に利用した方法で、音や振動を受けて電気に変換する。原理は分かっていたのだが、日本の研究者による圧電素子の改良で効率がアップして実用化に進んだ。 高速道路や新幹…

足元に注意

今年一番のショックな事件が起きてしまった。高さ4メートルにもなる株立ちのハウチワカエデの葉が茶色くなってしまった。葉っぱの形のユニークさと毎年つける可愛い花で特別に愛情をもっていたもの。 根元の笹や雑草を取り払うとおが屑状のものが溜まってな…

ツツジの手入れ

春から夏にかけて新芽の伸びるシーズンは何かと忙しいものだ。 ツツジや柘植の植え込み、サザンカの垣根の新芽を大ハサミでザクザクと切り、すっきりしたと思っていてはいけない。 木の根元から中を覗くと古い葉が絡まり、枯れた小枝が無数にある。これを取…

美浜原発の運転延長

敦賀原発に続いて美浜原発もさらに10年間の運転延長が決まった。東海原発、ふげん、浜岡原発など廃炉が続いてきた日本の原発もここに来て欧米にならって運転延長の決定が相次いでいる。 その理由として増設計画が先送りされているために古い原発を止めてし…

夕日

既に日中は30度を超し、夕方になっても日差しはジリジリと刺すように強い。雲、山、そして建物もすべて赤く染まっている。沈もうとする大きな太陽は大気の層がレンズのような役割をするからそう見えると教わったが、いまさらながらに大気の層が一万メート…

虫の力

力なく死に瀕していることを「虫の息」というが、とんでもない。我が家のモミジの大木は虫に穴をあけられて半分が枯れてしまった。あわてて根から吸収する虫のいやがる匂いを出す薬を地面に散布。 しばらくしたら若い白樫の木がスス病にやられた。植木屋に聞…

農業の法人化

4月にスタートしたコメ農家への戸別所得補償制度はいまだに申し込みが半数と人気がない。保護政策というものは対象となった人の意欲を失わせることがしばしばだ。 平均的な農家は兼業で、自分たちの食べる米は買わずにすんでいて残りを売っても所得としては…

原油流出事故の影響

メキシコ湾の原油流出はいまだに収まっておらず被害が拡大しつづけている。日本にとっては地球の反対側の話だが、これだけの規模の事故であると、間違いなく影響を受ける。 これまでのパイプラインや輸送船の事故と違って、今回は掘削現場の事故。これからの…

梅雨の季節

日本列島は梅雨の真っ只中。連日鬱陶しいが、これを過ぎないと真夏の日はやってこない。庭ではあやめが終わり、紫陽花が咲き始め、小さな緑のカエルが元気に飛び跳ねている。 松や柘植の新芽が勢いを増して手入れをしないとどこまでも伸びようとするが、いつ…

スエーデンの方針転換

スエーデンの原発政策が30年ぶりに方針転換。僅差とはいえ議会で原発建設の方向が採択され、これまでのすべて廃止の方針が百八十度変わった。これで世界中で原発増設に踏み切れないでいるのはドイツだけになり、反対派の「原発廃止は世界の潮流」はまった…

日本の原子力の変質

資源のない日本が自前のエネルギーとして原子力をいち早く選択、その後も石油ショックでこの方針は再確認された。その後、石油の安定供給が続き今日地球温暖化が問題になるまで国民のエネルギー安全保障への関心は薄れた。 この間、チェルノブイリ事故なども…

安全性と経済性

原発や遺伝子組み換え食品などの安全性と経済性についてどう判断するか。要はメリットとデメリットのバランスなのだが、問題は事故などのデメリットが事故の確率とその規模によることだ。 確率はさまざまな条件をつけてではあるが数字が示される。事故の規模…

路傍の花

ブログを見ていると貼り付けてある写真で圧倒的に多いのが花。食べ物も多いがペットもだ。花によって人間はどれほど心が癒されているかわからない。 何事によらず分析、説明があるが、花の美しさは言葉を必要としない。 また、何故美しいかという分析も拒否…

人類と地球上の生命

地球上に多種多様の生命体が存在しているが、全体としては一方で突然変異や種の枝分かれによる多様性を拡げつつ、他方では種同士の生存競争や気候の変化への対応の優劣による淘汰が行われている。 これに外乱を加えているのが人類で、自然破壊をすることで次…

自然流

土建業界団体の雑誌に茨城の古河総合公園が写真入で紹介されていた。土木工学の権威が設計、施工に携わった大きな公園だが、一番の特色は公園らしくなく、それこそ普通の里山のようにつくられていること。 大きな沼を中心にして小川のせせらぎが聞こえる小路…

エコな暮らし

お隣の中国は世界一の人口を擁する国だが、幸いなことに一人っ子政策を採っているために人口の増加率は1パーセントに収まっている。しかし世帯数は人口増加率の2倍になっている。大家族で住んでいたものが都市を中心に核家族、1人暮らしが増加しているこ…

安全第一でよいのか

原発に限らず、安全第一は日本ではどこでも見られる表示。建設現場や工場では必ず掲げられているが、どのように受け取られているのだろうか。 コストや納期、手抜きなどに対して安全を優先して行動せよということなのだろう。安全第一と言われる側はマニュア…

業界用語の説明

九州電力の原発が世界一の設備利用率だったのに日本国内ではちっとも報道されないとのブログしたら、早速「設備利用率は業界用語。一般の人にはわからない」とのご指摘を頂いた。 知恵蔵によれば、「設備利用率とは原発の稼働状況を表す代表的な指標。原発が…

先進国の近未来予測

今世紀は始まったばかりだが、先進国といえどもこのまま生活レベルを維持していける保障はない。鉱物資源の枯渇、温暖化や汚染など環境問題、人口を考え先進国に住む人たちに対してもさまざまな規制が行われる。一日に使用出来る水の量、排出出来る炭酸ガス…

あやめ

紫色の庭のあやめが一斉に開花した。つぼみが開く前のつぼみが膨らんだ様を見て明日は無理だが明後日には開くのではないかと思うのも楽しいものだが、あやめはいつも人間に気づかれないように開花する。 あやめの美しさは花の色の強さと花びらの形。最近は色…

老醜

ツツジのシーズンが終わりかけている。たくさん花をつけたのはいいのだが、花がしおれると花びらが黄色くなり葉っぱや枝に絡みつく。そのままにしておくとさらに茶色になり見苦しいことこの上ない。 木にも負担がかかるので面倒だが花を一つづつ取ってやる必…

想像する50年後の世界

日本で言えば、現在生きている半分くらいの人が死んでいるであろう50年後の世界を想像してみる。エイズや災害や少しは減る要素もあり100億は行かないかも知れないが、地球の人口は間違いなく今より増加している。 日本など先進国の没落があるとしても、…

鉱物資源はリサイクルで

富山のイタイイタイ病のように地下資源を掘り出す際の公害は後で莫大なツケを残す。金など含有率が低いものは莫大な残渣が発生し、これが地下水などにより有毒物を周辺に撒き散らす。人形峠は日本国内のウラン鉱山だが、ウラン残土処分はいまだに片付かない…

農家電力

日本の自然エネルギーのシェアがいっこうに増えないので、電力会社は火力発電所構内などにメガソーラー発電所を建設し始めている。デンマークでは農家が敷地内に風力発電のタワーを設置し売電で副収入を得る方式で自然エネルギーを拡大してきた。 日本ではト…

鉱物資源はリサイクルで

富山のイタイイタイ病のように地下資源を掘り出す際の公害は後で莫大なツケを残す。金など含有率が低いものは莫大な残渣が発生し、これが地下水などにより有毒物を周辺に撒き散らす。 人形峠は日本国内のウラン鉱山だが、ウラン残土処分はいまだに片付かない…

家作りの反省

「家は三軒建てないと満足なものは出来ない」と言われているが、一軒建てて10年経過し、反省しきりだ。まず、二階建てにしたが歳をとるのは意外に早いので平屋にすべきだった。毎日の階段の上り下りも運動になるとあきらめているが、いつまで足が丈夫でい…

長所と短所

「すべてのものは変化し続ける」「自然は常に秩序から無秩序へという方向に進む」「生きているのは必ず死を迎える」などの人類の発見した真理があるが、「長所があれば必ず短所もある」もその一つ。 ヒトゲノムの研究者が今度は人工ゲノムを使って細胞を作る…