足元に注意

 今年一番のショックな事件が起きてしまった。高さ4メートルにもなる株立ちのハウチワカエデの葉が茶色くなってしまった。葉っぱの形のユニークさと毎年つける可愛い花で特別に愛情をもっていたもの。

 根元の笹や雑草を取り払うとおが屑状のものが溜まってなんと小さなアリが群がっている。急いでアリ退治の薬をまいたが助かるかどうか。人間の怠慢を自然界は許してくれない。大きな木は根元をすっきりさせておく。

 虫が入って穴をあけた証拠であるおが屑がないか毎日点検をすることが必要。「看脚下(かんきゃっか)」足元を見よという禅語をいまさらに思い出す。会社での部下の育成、家庭での子育てにも忘れてはならない言葉だ。