2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

箱庭的風景

外国で列車や高速道路の旅をすると走りだした時はわくわくして車窓に見入るが同じ風景がいつまでも続くので飽きてしまう。日本では北海道を旅行すると同じ経験をする。 これがアメリカ、ロシア、中国ではもっとひどい。韓国でさえ台地がほとんどを占めるので…

スケールメリットの反省

戦後の経済成長はスケールメリットの追求に明け暮れたと言ってもよい。大型タンカー、大型ダム、ジャンボ機、郊外の大型店、マンモス大学、メガバンクなどあらゆるところで大型化による効率の追求、コストの引き下げが行われた。 商品でも社名でもジャンボシ…

わかりやすい話

学べるニュースで有名な池上彰。彼の話はNHKの週刊こどもニュースの時代にさかのぼる。本屋にいくと環境問題については池上彰だけでなく他のジャーナリストなどがわかりやすく環境について書いた本が並んでいる。 これで思うのが原子力の理解活動。わかり…

ガイアの意思

ガイアとはギリシャ神話に出てくる大地の女神。10年前くらいから環境問題などで意思ある人間のような概念で生命を持った地球そのものを指す言葉として使われている。 そのガイアがいよいよ猛暑というかたちで人間の活動に対するメッセージを送り始めた。こ…

小鳥

ドイツの研究者によれば小鳥は年間10万匹以上の昆虫を取る。小鳥がいない世界は天敵のいない昆虫だらけの世界になる。こうなると蚊に刺されたくらいで大騒ぎする人間はとても生活できなくなる。 もし、殺虫剤など使ったらそれこそ世界中が汚染して人間も危…

猛暑と原発

猛暑で各家庭は電気代が大変。1人暮らしの高齢者や収入が少ない世帯には電気料金の割引をしたらどうか。命の問題だ。原発に対する過度の規制をアメリカや韓国なみに緩和すればそのくらいの原資はすぐに出てくる。 一日止めれば一億円も損する停止を平気で何…

氷柱

いきつけのスーパーの入り口に氷柱が置かれた。氷柱といってもボウルに水を入れてスーパーの冷凍庫で作ったようなもの。 どうぞ自由に触ってくださいと書かれている。触るとなるほど冷たく気持ちが良い。見ていると来店した誰もが触って、子供などは大喜びだ…

生垣

生垣の優れた点はいろいろだが、完全に目線をさえぎるのではなく隙間からちらちらと様子が伺える点が素晴らしい。これが石や木の塀ではまったく見えなくなるし、金網フェンスでは見えすぎてしまう。 建具でいえば障子のようなものだ。生垣は適度の空間が開い…

草取りの極意

どんなに小さな庭でも草取りは大変だ。ベランダのプランターでも放置すれば草だらけになる。除草剤もあるが効果があるのは一週間程度。値段も結構高い。 ホームセンターで売っている草シートを地表面にかぶせて上に薄く土か砂をかぶせておく方法もあるがその…

亜熱帯化

温暖化で日本が亜熱帯化し東京湾に熱帯魚が棲みはじめている。陸上の動物や植物は簡単に移動が出来ないから絶滅するか、人間によって運ばれた熱帯種に取って代わられる以外にないから大変だ。 人間も簡単に気候に慣れることは難しいが、知恵があるからエアコ…

原発大国はどこか

原発大国といえばアメリカ、フランス、日本と言う場合が多い。だが電源に占める原発の割合、すなわち原発にどのくらい依存しているかを調べると事情はちょっと違う。 一位はフランスで78パーセント。二位はリトアニア。六位にスエーデン、七位が韓国だ。韓…

生まれ故郷

お盆の帰郷ラッシュも終わろうとしている。鴨の赤ちゃんは生まれて最初に接したものを母親だと思ってついていく本能があるが、人間の場合もどんなところでも生まれ育った場所には特別の思い入れがある。 タレントがテレビで生まれ故郷を何十年ぶりに再訪する…

ニュース

昔は「犬が人間を噛んでもニュースにならないが、人間が犬を噛めばニュースだ」と言われていたが、最近では東京にサルが現われるとニュースになる。 東京湾に江戸前の魚貝が復活するのは歓迎だが、サルが繁華街に現われるのは困る。江戸時代、サルはともかく…

原子力理解活動

土木業界では一般の人のためにもっと土木のことを知ってもらおうと、百万人見学会を各地の土木現場で実施している。参加した人々は一様に「土木事業の素晴らしさや重要性を認識した」「現場が思ったよりしっかり管理されている」と答えている。 原発でもずっ…

江戸の感覚

最近、江戸時代が見直されているが、なかでも人々の生き方に関するものが面白い。季節を先取りして無理をしても初がつおを食べるなど、季節を先取りして初物を追い求めたりした。 花見やもみじ狩、ほおずき市、朝顔市、羽子板市など今日季節を象徴するイベン…

東京スカイツリーの建設

建設中のスカイツリーは中間展望台の上に伸びて、高さが地上400メートルを超した。建設中から新たな観光スポットとして人気で東京の下町を活気付かせているが、これほど話題になると建てている最中からその耐用年数は何年なのかが気になる。 メンテナンス…

原子力の日本化現象

日本に原子力が導入されてから半世紀以上の時がたつ。この間に原子力はどのように日本化されたのかは興味のある問題だ。日本は外国の技術を取り入れるとこれを日本化する能力に長けているといわれる。原子力においてもそれは行われたのか。行われたとすれば…

ハヤブサ

惑星イトカワを探査して地球に戻ってきたハヤブサの展示会は大人気だ。日本がロケット打ち上げに連続して失敗して、マスコミからバッシングを受けていた頃に比べるとマスコミでのその扱いは隔世の感がある。 ハヤブサは打ち上げた後、計画通り順調ではなく、…

公園の活用

世界の大都会はどこも大きな公園がある。ヨーロッパの都市では街のいたるところに広場やロータリーがあってそこが小さな公園となっている。 日本でも城跡や神社仏閣などがその役割を果たしている。公園の役割はコンクリートジャングルに住む人々に緑の空間を…

極めて厳しい状況

アメリカは世界で一番多くの100基を超す原発を運転中だ。しかもその運転成績はトップクラス。この10年ほどの間に出力向上、状態監視技術によって定期検査などを軽減、寿命延長を次々と実現した。今や償却も終わってアメリカでは原発は電力会社にとって…

小さな敵

網戸があるから室内に蚊はめったにいないが、昨夜は何匹かが紛れ込んでいたらしく、朝方足首を何箇所も刺され、お陰で寝不足だ。人間は万物の霊長と言うが、小さな蚊には悩まされ続けている。 こんな調子で温暖化が進めば、どんな強力な蚊が現われないとも限…

緊張感

何年か前に韓国の東海岸にあるウルチン原発を訪問したことがある。出てきた所長に「日本の所長より大きな権限があるようで楽ですね」とぶしつけな質問をしたところ、かえってきたのが「とんでもない。年度ごとに発電量や人員削減、コスト低減などの目標がノ…

電力会社の差別化

自由化したとはいえ、日本の電力会社はいまだに事実上の地域独占状態が続いている。やっていることといえばどこも同じで、携帯電話や通信インフラに手を出したが早々に撤退したところまで同じだ。 電源に占める原発や液化天然ガスの割合は各社まちまちだが、…

幼い子

ブログに孫の写真を載せる人がいる。自分や夫人や息子、娘は顔をボカしても孫となるとあまり気にせずにそのまま可愛い写真が載る。この子たちが成人する20年後、日本や世界はどうなっているのかと考えると他人の孫とはいえこちらの気持ちは複雑だ。 この幼…

金の使い道

官でも民でも金の使うときには熟慮が必要だ。事業仕分けでは世界一を目指す必要があるかとの質問があったが、せっかく金を使うのだから死に金、捨て金にならぬようにしたい。 キーワードは「時代を反映しながらも飽きのこない美しさ」「環境に良く、自然と調…