2010-08-30 スケールメリットの反省 戦後の経済成長はスケールメリットの追求に明け暮れたと言ってもよい。大型タンカー、大型ダム、ジャンボ機、郊外の大型店、マンモス大学、メガバンクなどあらゆるところで大型化による効率の追求、コストの引き下げが行われた。 商品でも社名でもジャンボシューマイ、ジャンボヒレカツ、ビッグマック、ビッグカメラ、ガリバーなど大型は流行だ。ビッグなものは事故が起きれば一度に大量の犠牲者が出る。 超高層ビルはテロの標的になりやすい、大容量の発電所が停止すれば停電の恐れが出てくる。マンモス都市は災害に弱い。大型化はメリットばかりではないことを認識しておく必要がある。