2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

点検方法

モーターやポンプといった回転機器を組み立てて芯がぶれないように調整するには高度な技術が必要だ。上手く調整すれば、ずっと長時間止めずに安定して回転させることが可能だ。 そのため海外の原発では上手く回転している機器はそのまま運転しつづけることを…

電力料金と税金の負担

日本で原発を建設する際着工までに長い期間が掛り、巨額の補償金や寄付金が支払われている。運転開始してからも欧米に比べて稼働率が低く、どれほど消費者が料金を余分に負担してきたか。 原発を停めて壊す場合も放射性廃棄物の処分に係る規制が必要以上に厳…

船舶の電動化

重油価格の高騰で漁業が採算を取れずに困っているが、そこへ朗報だ。福井県の産業支援センターが充電式のリチウムイオン電池を動力とする遊覧船を造り湖の自然環境を保全する取り組みの一環として同県美浜町の久々子湖で運航実験を開始した。 リチウムイオン…

あきれた言い分

島根原発で大量の機器の点検洩れが発覚した。あれほど原発の管理ミスが問題になったあとだっただけに関係者にショックが走り、地元住民も呆れた。他の電力会社の原発も再点検したらやはり同じようなミスがあったというおまけまでついた。 なんでもコンピュー…

捨てられる食材

食料の流通・消費構造には大きな無駄がある。先進国ではスーパーやコンビニの売れ残りは消費者に見えないところで速やかに行われている。 生産者も市場で売りにくいものは出荷せず捨てている。世界では食料の30パーセントが、消費者の胃袋に入る途中で失わ…

 原子力不安を作り上げたもの

日本人はいまだに原子力に対して不安感を持っている。その不安感は長い期間を経ていくつかの事件、事故で積み上げられたものだ。まず原爆や第五福竜丸乗組員の被爆によるケロイド写真。これは誰もが教科書で子供のころに強い印象を持ったはず。 続いて原子力…

原子力理解活動

原子力に関してアンケート調査をやると住民が一番信頼する情報源としてはマスコミであり、ついで地方自治体の発表である。国はこれより信頼されず、最も信頼度の低いのが電気事業者が出す情報だ。 ところが住民に対する原子力理解活動を一番力を入れて展開し…

農地開拓

世界には10億人の飢餓に瀕している人々がいるが、今後開拓が可能な土地はそう多くは残されていない。1967〜2007年の間に世界の穀物生産量は115%増えたが、農地の拡大は8%しか広がっていない。 逆に人口爆発で人口1人当たりの農地は同期間に…

原子力の価値

漁師が燃料費の値上がりで漁に出てもほとんど儲けがないそうだ。今のように原油が値上がりしてくると頼れるエネルギーとして原子力の価値がどんどん高まってくるが、依然としてマスコミはソーラーや風力など自然エネルギーの開発を進めるべきとの論調が強い…