2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧
原発の稼働率では韓国、アメリカが9割で日本が7割。韓国では年に40日止まるだけだが、日本では110日も止まっていることになる。 原因は故障で止まっているのではなく、点検に時間を掛けているから。運転途中での故障は日本が世界一少ないが、韓国やア…
夜のNHKニュースが日本が待望のベトナム原発受注に成功したことを伝えた。官民一体となって途上国へのインフラ輸出に力を入れた成果として、両国首相の会見を映像で取り上げた。 NHKといえば原発に対して事故以外にはほとんど取り上げず、環境対策上も…
ファッションの世界ではトータルコーディネートは当たり前だが、それ以外の分野はおかまいなしなのが日本人。限られた金とスペースであれもこれもと取り入れたがるので、まるで山手線から東京の街を見ているように統一性がない。 異文化を和風にアレンジして…
美しい自然に感動する。所詮人間の作ったものは自然にはかなわない。自然は見せようという気がないのでかえって心を打たれるのだ。人工の美はたくまざるものでないかぎりつまらない。 一流の芸術家は「最後は自分以外の力が最高のものを創り出す」と言ってい…
米を対象とする農家の個別所得保障はえらく評判が悪い。税金を農家という人口に占める割合が数パーセントしかない一部の人間に与えると考えると、農家以外の人々はなっとく出来ないだろう。 米作りを景観や環境、治水の観点から維持することに税金を投入する…
経済成長したとはいえ、中国やインドの農業に従事する人々の割合はまだまだ大きい。これからはその割合も徐々に下がってくることは、日本など先進国の歴史が示すとおり。 日本が今抱える農業の問題はいずれ彼らの国の農業の問題となる。各国では農業の機械化…
以前は車で走ったり、散歩していてセイタカアワダチソウを見つけるとぎょっとしたものだ。今はなすすべもない繁殖振りに敗北感に打ちひしがれる。 ススキはすでに絶滅に向かっており、JRの線路沿い、高速道路沿い、河川敷などを占領しているのはあのいまい…
映像からすれば鹿児島県奄美諸島の豪雨被害は濁流、山崩れ、村落の孤立などすさまじいものがある。 集中豪雨により電話や電気などライフラインが途絶えたときの人間生活の悲惨さが伝わってきた。 これに比べれば、先週見た映画「日本沈没」の災害描写などは…
福島県では知事選挙で現職知事と共産党候補が一騎打ちとなった。勝負は最初からわかってしまっているが、問題は投票率。両候補とも県内を演説してまわっている。 先日、原発にも知事が来て演説をしたが、職員や協力会社を前に「修理対象の取り違え」を問題に…
現在のところ日本の原発メーカーの技術力は定評があるが、果たして原発機器の製造、原発の建設で将来とも日本がリードを保てるのか心配だ。 中国はすでに最新の原発建設において国産化率が50パーセント。原発技術は建設とメンテナンスで培われるが、中国の…
山があって川がある。山の上には青い空が広がっている。川の水は澄んで魚影も見ることが出来る。 春には山菜を取り、夏にはカエルの合唱を聞き、秋になれば栗を拾って新米で栗ご飯を炊いて食べる。 道端にはコスモスや菊がそこここに咲いている。暮れれば山…
他の国に依存しなければならないのは独立国とは言えない。北朝鮮は中国の経済支援なくしては存続しえない。GNPに対する貿易依存度から言えば、資源に乏しい日本が輸出入とも他の先進国より少ない10パーセントという数値であるのは凄いことだ。 しかもそ…
山村暮鳥の詩「風景」はいちめんのなのはなという言葉がくりかえされるユニークなもの。教科書にとりあげられたので知っている人も多い。 最近、各地で観光スポットとしていちめんの花畑を売り物にするところがある。富良野のラベンダー、富山のチューリップ…
サッカーワールドカップで南アフリカが世界の注目を浴びたが、アフリカで近代化の先頭を走っているこの国は独自の原発を開発してきた。 最近、この開発をこれ以上続けることをあきらめ、欧米型の軽水炉を導入して増え続ける電力需要に応えることに方針を転換…
昔からインドは遠い国であると同時に不思議な神秘的な国だ。これからはインドの時代だといわれているが、人口ピラミッドをみればそれが本当だということがわかる。 中国は今隆盛に向かっているが、共産党が一人っ子政策をとったために人口ピラミッドは尻つぼ…
エッフェル塔の展望台からパリの街を見渡すと、凱旋門を中心にして放射状に大通りがつくられ、それを環状道路が幾重にも取り囲んでいることがわかる。その真ん中をセーヌ川がゆったりと曲線を描いて流れている。 建物は石造りで十九世紀そのままに内部だけが…
中国の富裕層など外資が日本の山林を買い漁っているとのニュースが流れているが、その実体は一向に明らかにならない。多くの国民が心配しているところだが、真相は個人の力ではどうにも分からない。 国土交通省が各自治体の協力を得て調査するのが筋だが、何…
尖閣諸島における中国漁船の問題は国民に領土防衛についての危機感を持たせることになった。しかし、尖閣諸島の問題を日本のエネルギー問題として危機感を持った国民はあまりいなかった。 理由は二度の石油ショックを含め、日本のエネルギー供給が戦後一貫し…
秋になって庭木が葉を落とすと、雑草もあまり出なくなり、庭仕事はひまになる。冬には肥料をやるので山に行って腐葉土を採ってくることにして、4WD車にスコップと土嚢袋を積んで出かけた。 山に入ればすぐに採れると思ったのだが、車で入れる場所はほとん…
ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんのMOTTAINAI運動で「もったいない」が世界中に広まった。マータイさんは日本の新聞社のインタビューでこの言葉を知ったというが、「もったいない」は単純にものを大切にする、浪費しないと捉えている…
都会に住んでいて地方に移住して田舎暮しをしようかと考えてる人のために「田舎暮し」という月刊誌が発行されている。本屋でパラパラとページをめくっていたら今月号は田舎暮しに最適の場所として各県ごとに適地が紹介されている。 福島県のページを見たら都…
IT全盛で重厚長大型産業は過去のものと思われがち。だが依然として日本のお家芸であることには変わりない。なかでも原発を構成する巨大な機器である蒸気発生器は世界でも製造できる工場が限られている。 三菱重工業が今回アメリカの西海岸にあるサンオノフ…
二十世紀以降の人類の歴史を見ると何が進歩だ、何が発展だと思うことばかり。自然破壊や民族間の対立、人々の精神的病の状況を見れば、マルクス主義のみならず、人類の歴史を一直線の進歩、発展と捉える歴史観はどうみても誤りだ。 古来、東洋ではそのような…
二十一世紀は日本が世界に注目されるという説がある。なるほど工業化から経済成長を遂げ、バブルが弾けてそのまま停滞というパターンは今韓国、中国、ベトナムなどで繰り返されようとしている。 高齢化についても世界のトップランナーとしてさまざまな経験を…
中国は増え続ける電力需要と温暖化対策のために最近矢継ぎ早に原発建設をしており、すでに12基が運転中、25基が建設中で計画中も10基ある。 建設は従来ロシア、フランス、アメリカ、日本などからの技術移転で行われてきたが、国産化も推進しており、先…
新装成った銀座三越に行った。従来地下一階であったが地下四階にして土地を有効利用。地下鉄から直接入いれる地下一階は化粧品、地下二階がスイーツなど菓子店、地下三階が食材、地下四回がパン工場と駐車場になっている。 各階の混雑振りはリニューアルオー…
政府系企業の国際石油開発帝石が、イラン南西部のアザデガン油田から完全撤退する方針を固めた。理由はアメリカのイランへの制裁措置に同調したため。 日本は原油・天然ガスの自主開発比率を現在の23%から40%に引き上げる目標を掲げて世界27カ国で石…