南アフリカの原発政策

 サッカーワールドカップ南アフリカが世界の注目を浴びたが、アフリカで近代化の先頭を走っているこの国は独自の原発を開発してきた。

 最近、この開発をこれ以上続けることをあきらめ、欧米型の軽水炉を導入して増え続ける電力需要に応えることに方針を転換した。

 いままで独自開発に費やした金はもったいないが、原発のような大型プロジェクトを独自路線でやる限界を冷静に判断した。

 日本では三菱重工業がこのプロジェクトにかかわってきたが、そのまま軽水炉でも付き合えるとは限らない。

 すでに韓国は南アフリカとの原子力協定締結に成功し、アラブ首長国連邦への売り込み成功につづいて二匹目のどじょうを狙っている。