2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

砂漠で野菜

テレビでハイテクによる野菜工場を紹介していた。建物の中だから外の畑で野菜を栽培する場合にくらべて水が千分の一で済む。水は循環して使うので、水が浸透して塩があがってくることもない。ビルにしてあるので、土地の面積も何倍にも使える。エネルギーは…

ソーラーテント暮し

薪を拾って生活をし、夜は真っ暗な中で過ごしているアフリカの難民がそうしなくてもよくなるかもしれない。将来はソーラーパネルで電気を発生させ、それを電気自動車用に開発した高性能バッテリーで貯めることで、電気を安定的に使えるようになる。 問題はコ…

難しいクイズ

テレビのクイズ番組で人気のあるタレントなどには比較的簡単な問題が出ているように感じるのは私だけだろうか。ここでクエスチョン。今流行りの自然エネルギーは各国が取り組んでいるが、風力発電と太陽光発電の実績でともに世界三位までに入っている国はど…

スマートグリッド

屋根に取り付けた太陽電池と電気自動車のバッテリーを組み合わ、各戸を自家発電所にするアイデアにグーグルなど世界の先端企業が興味を持って取り組み始めた。夢のような話だが、電気自動車のバッテリーの出力は一般家庭が使う電気の3倍くらいあるから、近…

日本の原発の歴史

原子力発電は準国産エネルギーの確保を狙って国策民営で始まった。特に石油ショック後は資源少国の弱さを克服するため原子力発電に国も電力会社も特に力を入れた経緯がある。 電力会社としても九電力体制を維持するために、何としても国際資源市場に翻弄され…

全国のダム

八ツ場ダムに続いて熊本の川辺川ダムを前原大臣が視察した。自民党政権時代にも滋賀県の大戸川ダムが地元4府県の知事たちの反対で宙に浮いたことがある。 日本の川は短く勾配がきついので降った雨がすぐに海まで流れてしまう。洪水を防ぎ、農業用水や工業用…

省資源文化

どうして日本人は控えめなものを好むのだろうか。栄華を極めた宮廷文化、光源氏のように、その果てに無常を感じ、豪華絢爛の桃山文化の先に利休のわびさびを見出した。これが庶民まで理解されたところに日本の歴史の長さが感じられる。 ヨーロッパでも王宮の…

人類の行方

法事で坊さんが「私たちは生まれたときから、まっすぐ死に向かって歩き続けているのです」と説教をする。 この私たちを生物に置き換ええることも出来るし、環境問題に直面している人類と置き換えても意味が成立する。さらに地球と置き換えてもよさそうだ。 …

ウサギ追いし、かの山

書店で棚田を撮った写真集やスケッチ集があるとつい手に取って見てしまう。都会の人々はテレビでまだ残っている里山の中継をやっているとうれしい気分になる。 地方では働く場所がない、工場を誘致すべきだ、商店街がシャッター通りになって街にネオンが消え…

町と人間

札幌の町を歩いたことがあるが、整然とした都市計画のもと、道が広すぎてまったく面白みのない町との印象を持った。人もいるのだが、街が広すぎて閑散とした感じしかしない。 会津など古い城下町では狭くて曲がり、時には鍵の手になっている道とは対照的。ど…

温暖化問題の行方

アメリカが参加することになって12月のコペンハーゲンの会議は急に期待が大きくなっている。もしここで温暖化ガス排出量の多いアメリカや中国が議定書に入ることになっても、すぐに炭酸ガス濃度が下がる訳ではない。 結果が出始めるのは数10年先になる。…

セイタカアワダチソウ

かつて黄色い恐怖といえば欧米から見た日本人のことだったが、今セイタカアワダチソウの黄色が日本の野山を覆っている。秋のお月見にはススキがつきものだが、セイタカアワダチソウをかき分けてススキを取りにいくはめになっている。 高速道路を使ってドライ…

騒音なきハブ空港

ハブ空港はどうせ乗り換えだけなので、降りてお金を使う機会もない。それなら韓国のインチョン空港を日本のハブ空港に使ってもいいのではないか。 中国やベトナムに日本企業がどんどん工場を建てていることからすれば、何故国内ハブ空港にこだわるのか。西日…

自然との共生のウソ

農学博士の高橋敬一氏によれば自然保護は人間の好きなものだけ保護するおかしな運動だ。人間に気に入ってもらえた動植物だけ生き残りが出来る。地味な蛾や嫌な感じの生き物はたとえ絶滅しそうでも見向きもされない。それも人間という自然の一部分による自然…

油断大敵

日本で最初の本格的プルサーマル燃料の使用準備を進めていた九州電力の玄海原発が思わぬ技術以外のトラブルに巻き込まれた。プルサーマルは使用済の燃料を再利用する技術。 今回は県議会でプルサーマル実施の日程を審議中に九州電力がその実施工程を先に発表…

沖縄の夢

沖縄県民は本州などの住民に比べて月々1000円程度高い電力料金を支払っている。ほとんどを火力発電に依存し、また多くの離島があること、本州からの電力融通を受けられないなどがその理由。今年沖縄電力は小型原子力発電の導入の研究に取り組むと経営計…

マスコミと科学

原発などの報道でもマスコミは常にセンセーショナルな捉え方しかしない。マスコミにも科学部があり、理工系の出身者もいるはずだが社会部に押されっぱなしだ。 社会部は科学技術に関すること、例えば事故などの記事を情緒的に書いて読者の関心を呼ぼうとする…

高速道路の失敗

連休に続く週末、高速道路が1000円なので一日中走った。一般道路かと思うほど車がたくさん走っている。どこに行っても変わりばえしない街と観光地。料金は往復で2000円だったが途中でガソリンを補給。これで朝入れた分と併せて一万円近くになった。 …

自然エネルギーの見通し

先進国の自然エネルギーの割合は2006年で日本2.14%、アメリカ2.45%、イギリス3.43%、フランス1.08%、ドイツ8.03%、イタリア4.43%、スペイン8.63%、スェーデン6.52%となっている。 この数字には水力発電は入って…

原子力潜水艦

現在世界で原子力潜水艦を配備しているのは米国、英国、ロシア、中国、フランスの五カ国。つい最近、インドがこれに加わった。ロシアの支援を受けながらも原子力潜水艦を自力で開発したインドの技術力は見逃せない。 インドは原爆やミサイルも持っているし、…

今日の環境問題

今や環境汚染や環境破壊は国境を越えてやってくる時代だ。日本海沿岸に押し寄せる朝鮮半島から押し寄せるハングル文字の入った空き缶などの多量のごみ、中国から飛来する工場排気中の酸化物、南極に近い地方を襲う紫外線など海流、偏西風そして大気の循環に…

景観の価値

瀬戸内の景勝地広島県の鞆の浦。この海を埋め立て橋をつくる事業に住民が反対した問題に対し、広島地裁が「景観は国民の財産」として事業をストップする判決を出した。これは歴史的な景観だが、自然の風景が綺麗な国立公園、国定公園などももちろん対象とな…

人類の能力

宇宙ステーション補給機HTVの成功で、日本は宇宙開発のトップグループに躍り出た。テレビの解説で宇宙飛行士の若田さんは「新幹線が二本平行に走って窓から荷物を渡すようなもの」とその難しさを表現していた。 こんなにすごいことが出来る人類だが、毎日…

やや心配なこと

これから我が国の電力需要がどのようになっていくかは予想が分かれる。人口減少や工場の海外移転によって電力需要は減少するものの、高齢化社会は電力多消費につながるとの見方もある。 電気自動車がほとんどの世帯に普及すれば家庭の電力需要を上回る民生用…

心の複雑骨折

「大都会の住民はあいつらは貧乏だから危険な原発を受け入れているのだと我々を馬鹿にしている」「大都会の人たちは電気を思う存分使っているのだから、原発がある地域に足を向けて寝られないはず」とは原発立地自治体首長が放った言葉だ。 原発は立地できる…

最近は静か

最近、原子力関連のニュースが少ない。めぼしいものは中国電力の上関原発建設阻止の動き、イランの核開発疑惑、ドイツの選挙結果で原発政策がどうなるかくらい。六ヶ所の再処理工場、もんじゅの運転再開、柏崎刈羽原発や浜岡原発の運転再開なども大きく取り…

大きいこと

その昔、高度経済成長時代「大きいことはいいことだ」というCMがはやったが、果物、野菜、そして魚も大きすぎると味が落ちる。大きすぎるスイカは中に空洞があり、成長しすぎた茄子は味がない。夏の魚である鱧も大きすぎるとおいしくないと京都の料亭の板…

発展途上国と原子力発電

先進国や新興国が一斉に原発増設に動くなか、発展途上国も次々に原発開発に名乗りを上げて、今や原発開発を言わない国は完全に少数派になってきた。 国際原子力機関(IAEA)は来年3月、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで、「原子力発電計画の導入…

開発と中止

ダムに始まってあらゆる大規模公共事業の見直しが始まった。取り掛かっているものを止めるのは、補償の問題などあって大変だと見る人がいるがそうではない。 予算をつけなければそのプロジェクトは野垂れ死にするしかない。金のつかない工事には誰も見向きも…