発展途上国と原子力発電

 先進国や新興国が一斉に原発増設に動くなか、発展途上国も次々に原発開発に名乗りを上げて、今や原発開発を言わない国は完全に少数派になってきた。
 
 国際原子力機関IAEA)は来年3月、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで、「原子力発電計画の導入と拡大のための人材育成に関する国際会議」を開催する。

 日本が原発建設を検討し始めたのは1950年代、実際に初めての原発建設に着工したのが1960年、それから5年間かかって完成させている。

 その頃活躍した若い技術者達は生きていれば80歳以上になっているはず。途上国との差は60年以上あることになる。日本が発展途上国原子力開発に果たさねばならぬ役割は大きい。