2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

建築家ガウディ

自然が美的にも構造的にも最高の造形であると認め、自然を観察し、それに基づいて建物のデザインをした建築家が1926年に亡くなったスペインのガウディ。サグラダ・ファミリア教会はいまだ建設中だ。彼の作品は我々が海浜で拾った貝の観察をしたときに気付…

今年も一兆円

東京電力の柏崎刈羽原発が地震で停止したままで、古い火力発電所で石油、石炭を焚いていると年間一兆円のコスト増になり、これは電力料金となって国民の負担になっている。ようやく先日7号機が運転再開したが、1号機から6号機まではあいかわらず停止した…

紫陽花

我が家には紫陽花が三株あり、今年の長い梅雨を彩っている。直射日光でなく雨雲で覆われた空の下で、紫陽花の放つ淡い光が暗くなりがちな心をなごませてくれる。紫陽花の種類や土地の酸性度によって微妙に色が異なるのも楽しい。 紫陽花の花は次から次へと咲…

無限のエネルギー

先頃、日食が話題になったが、太陽光がなければあのように薄暗くなり、ついには真っ暗になることがわかる。夜になれば同じなのだが、いままであった太陽が急になくなる日食では突然起きるので印象が強い。 ある日突然停電をすれば同じようなパニックが全国で…

ピンとこない

地球温暖化が現実のものだと認識されてからかなりの時間がたつ。この間にも着実に環境悪化が進んでいるはずが、地球上に住んでいる人々にはそれほどの切実な思いはない。ゆでガエルの例えの通り、徐々に進行するものに対しては慣れっこになってしまい気がつ…

選挙だ

40日間の選挙戦が始まった。今回の争点はこれからの国のグランドデザインだ。政権交代はその結果の話。グランドデザインでも不況のためにどうしても経済問題が重きを占める傾向にあるが、そうでない分野もおろそかには出来ない。経済が成長してもひずみが…

原子力の世界的潮流

世界の原子力情勢はルネッサンス騒ぎが落ち着いて、徐々にその中味が明らかになってきたようだ。アメリカは依然として経済危機が続いており、原子力発電所の新増設計画は打ち出したもの、申請を取り下げるものも現われる始末。実際の着工は今年中は一基も無…

オープンカーのない社会

オープンカーで街や野山を颯爽と運転することが人々の憧れだった時代がある。昔の映画を見るとオープンカーに乗っているシーンが数多く出てくるが、レンタカー屋に行ってもオープンカーは無い。最近、相撲や野球の優勝パレード用の車以外にはオープンカーは…

先週、ベルギーに行きブリュッセルで食事をした。夕方になるとレストランは店の前に夏用のテントをはったテーブル席を用意している。そこでエビとか蟹、それからムール貝、牡蠣などを食べさせる。ようやく予約なしで食べられる店を見つけて、魚介類盛り合わ…

日の出と夕日

1円から数10億円まで金銭に惑わされて起きる犯罪がほとんど。警察ではどんな事件でもまず被疑者の財産や経済状況を調べることにしている。金銭に心を悩まされ続けて生きていくと金に使われている人生になる。自分より金持ちを見たり、話を聞いたりすると…

直ちに出来る温暖化対策

「明日まで待てない」とはNHKの温暖化防止キャンペーンCMのセリフだが、それにしては自然エネルギーの開発やエコバッグに熱心で緊迫感がない。 それより火力発電所は5年程度で建設できるのだから、今ある火力発電所を効率の悪いものから、順次立て直し…

科学技術の役割

人間の血管に動脈と静脈があるように、環境問題についても資源消費や環境汚染といった部分とリサイクルや環境浄化といった働きが必要だ。 科学技術はこれまで人間の欲望のおもむくままにさまざまなものを作り出してきたが、科学者を目指す人達はここらで静脈…

九州のがんばり

東国原知事ではないが、最近九州が元気だ。日経新聞によれば九州電力の二酸化炭素排出量は昨年度6パーセント減を達成した。原因は玄海と川内の二箇所合計6基の原発の運転が好調であったこと。全国的に沸騰水型より加圧水型の原発が好調だが、九州電力はす…

知らない間に

先頃、韓国とUAEが原子力協力協定を締結した。両国は原子力の平和的利用に関して相互協力を拡大する予定。UAE初の原発事業に韓国コンソーシアムが参加できる可能性が出てきた。 韓国は既にアメリカ型、カナダ型あわせて28基の原発を高稼働させ高い原…

オランダの政策転換

オランダはドイツなどとともにチェルノブイリ事故以来、原発建設を凍結。現在は中型のボルセラ原発一基のみを運転中だ。ただし、稼働率は世界で二番目に高い。 凍結期限の2011年以降、このボルセラ発電所を増設する動きが出てきた。電力需要は年1.5〜…

災いは海流に乗って

日本海側の海岸は沖縄から北海道まで、大陸から漂着した大量のゴミで埋め尽くされるようになった。今年は越前クラゲも大発生で、これも中国沿岸から海流に乗って日本海を北上する間に巨大なものに成長する。 かつてロシアのナホトカ号が福井県の沿岸に漂着座…

原発の復活

ここ10年間、日本の原発はさんざんだった。2003年のデータ改ざん、事故隠し、偽装など一連の不祥事、美浜の死亡事故、女川や柏崎の地震など、年間を通してほとんど稼動しなかった発電所の例はこの10年間で50を超える。 これでは欧米や韓国が稼働率…

美観という環境

太陽光発電が再び国の支援で復活しようとしている。関連業界は不況をよそに元気そのものだ。街にも屋根にソーラーパネルを設置した家が目立つようになった。各メーカーはコストや性能の開発を続けているが、設置したときの見栄えについてはまだ力が入ってい…

動から静へ

モーターやポンプを使った強制的な循環から自然循環へ、回転する発電機から静止している燃料電池に。最近の技術開発の動向は従来のあり方の反省に基づいている。複雑な安全装置に代わる自然落下型の安全装置。 単純な装置といってもそこにはハイテク素材を活…