今年も一兆円

 東京電力柏崎刈羽原発地震で停止したままで、古い火力発電所で石油、石炭を焚いていると年間一兆円のコスト増になり、これは電力料金となって国民の負担になっている。ようやく先日7号機が運転再開したが、1号機から6号機まではあいかわらず停止したままだ。

 そのうえ二酸化炭素が2300万トン余計に排出。これを排出権で購入するとなると900億円だ。東京電力は運転再開に向けて懸命の努力をしているようだが役所も安全審査や地域に対する説明などに人員を集中的に投入するなどもっと努力すべきだ。安全に停止できた原発が今年も運転再開できずにまた一兆円掛かるのでは、つくづく日本人は非合理的な国民だ。