美観という環境

 太陽光発電が再び国の支援で復活しようとしている。関連業界は不況をよそに元気そのものだ。街にも屋根にソーラーパネルを設置した家が目立つようになった。各メーカーはコストや性能の開発を続けているが、設置したときの見栄えについてはまだ力が入っていない。

 ソーラー温水器ほどではないが、ソーラーパネルを屋根につけた家の外観は抵抗感がある。特に瓦屋根のような従来の住宅ではソーラーパネルは違和感があって落ち着けない。住んでいる人は中に入ってしまうのであまり感じないのかもしれないが、散歩をする側からは、はなはだ面白くない。エコだ環境だという割には、美観という環境を軽視している。