景観の価値

 瀬戸内の景勝地広島県鞆の浦。この海を埋め立て橋をつくる事業に住民が反対した問題に対し、広島地裁が「景観は国民の財産」として事業をストップする判決を出した。これは歴史的な景観だが、自然の風景が綺麗な国立公園、国定公園などももちろん対象となる。

 自然エネルギーで期待される風力発電のタワーは既に方々の山や海岸に立っているが、これから建設するには景観の価値との戦いが避けられない情勢だ。今までは順風に勢いよく伸長してきた風力発電だが、これからは逆風にさらされ後退もありそうだ。