スマートグリッド

 屋根に取り付けた太陽電池と電気自動車のバッテリーを組み合わ、各戸を自家発電所にするアイデアにグーグルなど世界の先端企業が興味を持って取り組み始めた。夢のような話だが、電気自動車のバッテリーの出力は一般家庭が使う電気の3倍くらいあるから、近く実現する可能性がある。

 問題は電気が不足した場合だが、それは当面電力会社から買うことになる。電力会社もそういう客にはとびきり高い電気を売ることになるだろう。スマートグリッドとは、各戸の電気をコンピュータ管理して融通しあうネットワークのこと。

 電線を通じて電気が余っている家庭から足りない家庭に電気を融通する。各電力会社がいま会社間でやっている電気の融通を消費者同士がやることになる。そうなると電力会社でなくグーグルの出番だという話だ。