原発とガラパゴス化

 原発稼働率では韓国、アメリカが9割で日本が7割。韓国では年に40日止まるだけだが、日本では110日も止まっていることになる。

 原因は故障で止まっているのではなく、点検に時間を掛けているから。運転途中での故障は日本が世界一少ないが、韓国やアメリカが特別ひどいわけではない。もしも頻繁に故障していたら9割という稼働率にはならない。

 稼働率で2割の差は金額にすれば、日本全体で年間3600億円になり、このツケは消費者に来ている。原発の運用にも日本のガラパゴス化が生じている。