世界の先行モデル

 二十一世紀は日本が世界に注目されるという説がある。なるほど工業化から経済成長を遂げ、バブルが弾けてそのまま停滞というパターンは今韓国、中国、ベトナムなどで繰り返されようとしている。

 高齢化についても世界のトップランナーとしてさまざまな経験をしている。環境問題では鎖国を続けてきた日本の江戸時代が持続可能な社会のモデルとして研究されているし、公害問題を克服してきた。

 良いことも悪いこともあるが、世界の歴史の最先端を走っているという自覚を国民が持つことで、逼塞感が少しで打破できればよい。