中国の足音

 中国は増え続ける電力需要と温暖化対策のために最近矢継ぎ早に原発建設をしており、すでに12基が運転中、25基が建設中で計画中も10基ある。

 建設は従来ロシア、フランス、アメリカ、日本などからの技術移転で行われてきたが、国産化も推進しており、先月運転開始した最新の原発では国産化率は64パーセントに達している。

 建設工事はもとより機器の製造工場も続々と出来ており、将来は原発を輸出産業にすることを目指している。

 これを支援するのは国であり、日本は原発輸出でフランス、ロシア、韓国と競争して苦戦しているが、本当に手ごわいのは中国。その足音はすぐそこまで迫っている。