エコな暮らし

 お隣の中国は世界一の人口を擁する国だが、幸いなことに一人っ子政策を採っているために人口の増加率は1パーセントに収まっている。しかし世帯数は人口増加率の2倍になっている。大家族で住んでいたものが都市を中心に核家族、1人暮らしが増加していることになる。

 モンゴルのパオのように、途上国では経済的事情もあってほとんどが大家族が一部屋に住んでいる。経済力が付くと年寄りと若い人が世帯を分かち、さらに子供にも個室を与える。これでは建築材料やエネルギー消費は増える一方だ。

 電力会社やガス会社が推奨する器具を使うばかりがエコな暮らしではない。大家族で住んでいる人にはそれだけで税制上の優遇措置やエコポイントを差し上げても良い。