老醜

 
 ツツジのシーズンが終わりかけている。たくさん花をつけたのはいいのだが、花がしおれると花びらが黄色くなり葉っぱや枝に絡みつく。そのままにしておくとさらに茶色になり見苦しいことこの上ない。

 木にも負担がかかるので面倒だが花を一つづつ取ってやる必要がある。それにしても今年はたくさん花をつけすぎた。来年は花芽を半分にして花自体を少し大きく咲くようにしたい。

 先日料理屋の前庭で見た白いツツジの老木はよく手入れがされており数は少ないが花も大きく見事だった。若いときに美人で評判だった女性は高齢になるとひどく容色が落ちてしまい驚くことがある。美人は肌の手入れと内面の充実と、それなりに努力が必要だ。