原油流出事故の影響

 メキシコ湾の原油流出はいまだに収まっておらず被害が拡大しつづけている。日本にとっては地球の反対側の話だが、これだけの規模の事故であると、間違いなく影響を受ける。
 
 これまでのパイプラインや輸送船の事故と違って、今回は掘削現場の事故。これからの原油生産に響いてくる。これからは深海掘削には安全費用が莫大にかかり、損害保険料も上がる。これらは化石燃料の高騰ばかりかウランの価格などにも影響する。

 大国が地球規模の大事故を起し、それをきっかけに崩壊に至った例はソ連チェルノブイリ事故がある。エネルギーは人類の生活のすべてを支えているが、その生産も消費もリスクが高い。