古代文明の不思議

 縄文時代が一万年も続いたというのは驚異的だ。近代人は野生種の保護も捕獲も近代技術を駆使して際限なくやる。これがひどい結果をもたらしている。インデアンや縄文人は動物や植物が自分の身を犠牲にして食糧になってくれたと考え、必要以上の捕獲をしないことで長く自然と共存した。

 近代文明につながるギリシャあるいは南海のイースター島では森林を伐採しすぎて文明を滅亡させてしまったが、何故、縄文人やインディアンは必要以上に狩猟をしないような文化を持ったのか。何故、西洋文明やイースター島はそう考えなかったのか。どんな条件の違いがあったというのか。この研究こそ、世界中の学者が今やらねばならぬ研究だ。