北朝鮮の欲しいもの

 ミサイル発射に核実験と矢つぎばやに国際社会に挑戦を続ける北朝鮮アメリカを交渉の場に引き出すためだといわれているが、究極の目標は国家として存続するためのエネルギーの確保だ。

 偽札づくり、麻薬の販売、武器輸出などあらゆる手段で外貨を稼ぎ、それで石油などのエネルギーを買わなければ国が成り立たず、国民を押さえつける軍も維持出来ない。かつて韓国は日米などの協力で、北朝鮮国内に韓国型軽水炉原発の建設を進めていたことがある。

 かつての日本のように、エネルギー供給が途絶するかもしれない恐怖感は予想外の行動につながる可能性がある。