現代の篭城

 今回、インフルエンザウィルスから企業を守るために玄関先での体温チェックや手洗いを義務づけた企業も多い。国の対策も外国から帰ってきた人を空港でチェックし、隔離する、学校をいち早く休校させるなどインフルエンザウィルスとそれを持った人を他人に接触させないための対策に終始している。

 インフルエンザが人から人に伝染し、ある程度国内に蔓延してくると罹った人を隔離することは難しくなる。原発など社会インフラを担当している機関や公益企業では、その機能を維持するためにもインフルエンザに罹っていない従業員の方を隔離する必要がある。

 戦国時代の如く、一ヶ月くらいは生活していけるだけの食糧を備蓄して発電所に篭城してもらい一般の人たちとの接触を絶ってもらうのだ。国の緊急事態に指揮をとってもらう麻生内閣の閣僚達も真っ先に首相官邸などに篭城してもらうことになる。