三菱の風車

 三菱重工横浜市本牧にある大型風力発電所用の機器を製造する設備を増強する。風力発電は世界的ブームの中で、大型化傾向が著しい。現在2400キロワット級がアメリカなどに輸出が好調。

 今後、洋上風力用に3000キロワット級の超大型機の開発を目指している。これを300機まとめて海上に設置すれば90万キロワットの風力発電所として原発1基分に相当する電源になる。

 ただし、80パーセントの稼働率原発に比べると、風力発電は風任せなので年間の平均稼働率は30パーセント程度。本当に原発の代替をするには、600〜800機まとめた巨大発電所にしなくてはならない。こうなると場所探しが難題だ。