ドライバーの視野

 ドライバーズスクールでは運転中近くばかりを見ないように指導がされている。目の前の信号機だけでなく、次の信号、次の次の信号が何色かも頭に入れる。もちろん、あまり遠くばかりを見ていて近くがおろそかになってもいけない。先々の情報を把握して近くのものに対する判断をしていく必要がある。地球温暖化対策を見ていると近くばかり見ている人、遠くばかり見ている人が多い。

 2050年の温暖化ガス排出目標は必要だが、それをぼんやり見ているのではなく、それに至る5年ごとの目標値とそのための実現可能な計画を早急に作成するべきだ。前方の信号が赤だと認識したら、まずアクセルを緩めるべきで、アクセルを踏みながらブレーキを同時にかけてもうまく止まれないだろう。