原発に対する世論

 エネルギー総合工学研究所が先頃、首都圏で実施したアンケート調査によれば、「原発利用を徐々にやめて行く」という意見が2003年には32パーセントあったのが、2008年には15パーセントへと半減した。

 「増設しながら続ける」が3ポイント、「現状程度のまま続ける」が9ポイント上昇した。理由として考えられるのは、原発が運転中、炭酸ガスをほとんど出さないことが徐々に理解されてきた、中国などの躍進で世界のエネルギー事情が厳しくなってきたこと、最近大きな事故が起きてないこと。

 原発の建設や運転は特別な変化もないが、ここ数年、エコだ、温暖化防止だと地球環境が毎日話題になったことは原発利用の推進にプラスに働いていると考えられる。