ソフトな温暖化防止技術

 温暖化防止に日本の省エネ技術が世界から注目されている。インバーターエコキュート、高性能モーター、ガスタービン、断熱などの製品がそうだが、製品ではない管理技術が温暖化防止により効果的だ。日本は外国から導入したあらゆる管理技術をすばらしく高度なものにした。QCの七つ道具、見える化、PDCA、QMSなど。ジャストインタイム、ナレッジマネージメントなど日本発のものもある。

 発展途上国はもちろんのこと、アメリカ、ロシア、中国などでも管理技術が劣悪なためにどれほどのエネルギーが無駄になり、二酸化炭素が多く排出されていることか。産業にしても日々の暮しにしても社会の隅々まで管理技術が活かされている日本社会は超効率的だ。ハードな製品に加え、ソフトな温暖化防止技術も世界に普及させるのが日本の役目だ。