輸入依存度緩和戦略

 世界の貿易は自由化の方向は変わらないが、各国のさまざまな都合で保護主義に一時的に戻ったりする。資源小国の我が国としては天然ガスなど周辺の海底資源開発、海中資源の開発が重要だ。

 海の水は塩だけでなく多くの金やウランを資源を含んでいる。また、下水汚泥や廃品からも資源が回収出来る。日本はこれから鉱物資源を取り出す技術を持っている。自動車や家電製品のリサイクルが進んでいるように、あらゆる製品について原材料のリサイクルを拡げる必要がある。

 食糧については健康面も考えて、米穀中心の食生活、肉の消費を抑える方向に行くべきだ。こうした国内あるいは周辺から必要なものを調達することは輸入のためのエネルギー消費を抑え、温暖化防止にも役立つ。