生垣の自然

我が家を取り巻く生垣はサザンカ。若い木で毎年正月過ぎにはすごい数のつぼみが付く。あまりたくさん花が咲くのは粋ではないように思うので、つぼみが小さなうちに間引くことにしている。それでも、次から次に咲くので、3月に入ってからも花を見ることが出来る。

花が色あせたら面倒だが落ちるまえに取ってやる。そうしないと寒さの中で凛と咲いた感じがなくなる。花が終わったサザンカは次第に葉を茶色から緑に変えて新芽の準備を整えている。サザンカの根元には地衣植物のヒメリュウノヒゲが増えて地面を覆っている。

山茶花の日陰になって直接陽が当たらないのがいいようだ。去年はサザンカの幹に穴を開けたテッポウ虫がいたので、今年は今から用心しなくてはならない。垣根というささやかな植生にも自然が息づいていて人に喜びを与えてくれる。