温暖化防止のうまいやり方

 温暖化ガスの排出規制をめぐって先進国と新興国・途上国が対立している。アメリカが協力的になったのをきっかけに新興国などを巻き込む動きが活発化しているが、過去に多くの温暖化ガスを出した先進国の責任を問う新興国や生活レベルの向上を求める途上国の思いは簡単には収まらない。議論は対立的で妥協しがたいようだ。

 このままでは共倒れになり、地球環境の悪化から立ち直れなくなる。これを打開するにはオリンピックやアカデミー賞のような各国の国威発揚意欲を刺激するやり方が良い。地球温暖化に関する活動に対して分野別のチャンピオンを調べ日本が独自に環境貢献賞を設立し、優れた環境活動を行った国や団体・企業を表彰すればよい。

 ミサイル発射で国威発揚をやるような国も目を向けるようなうまい仕組みを国際社会が産み出すことを期待する。