人と自然

 朝夕、鳥たちの声がするようになった。春の訪れとともに鳥たちの活動が活発になる。鳥が活動的になったということは地面が暖かになりエサになる昆虫などが動き始めたということ。モミジの木の芽が次第に赤くなり、春モミジと呼ばれるようになる。江戸時代、モミジは秋の紅葉とともに春の色の変化も鑑賞した。

 桜が散り葉桜になると今度は毛虫が湧いてくる。5月にもなれば若葉が勢いを増し、ツバメが飛来し子育てを始める。こうした鳥たちの声を聞くと人間も目覚めた気分になり屋外に出て身体を動かしたくなる。人はやはり自然とともにある。