間違った常識

 世の中には常識として信じられていることが間違っていることが多い。日本は貿易立国ではなく、貿易に依存しているのはGDPの僅か1割台だ。中東などから大量に輸入している石油代金はそのまた半分にも満たない。

 地方に行っても農村、漁村と呼べる所は存在しない。既に各市町村の第一次産業従事者(農林水産業)は全就業人口の1割しかないからだ。田舎でも6割の人はサービス業など第三次産業に勤めている。

 市場に出回っているヒラメの90パーセント以上が養殖ものだ。風力やソーラーなど自然エネルギーによる発電は全体の1パーセントにもなっていない。

 こうした常識の誤りは、大人が子供の頃に学校で教わったことをそのまま覚えていることや、マスコミや学校の怠慢によることが多い。