日本列島改造論

 田中角栄日本列島改造論により、新幹線や高速道路、それに港湾などが整備され日本国内に大動脈が通り、地方にも産業振興の機会が作られた。これによって日本は人の移動や物流面で格段に効率が良い国になった。

 今、中国やブラジルといった新興国はちょうど当時の日本のように大動脈を通して効率化に向かっている。日本はその後、東京などの大都市に人口が集中し、大企業のほとんどが本社を東京におくようになっている。

 地方の没落は明らかであり、もう一度、日本列島を改造して国土利用がバランスの取れたものにする必要がある。そのためには、地方における無理な都市開発を止め、コンパクトな街にすることが望まれる。