原子力政策見直し

 内閣府原子力委員会が5年ぶりに原子力利用の基本方針を示す「原子力政策大綱」の見直しをスターとした。

 温室効果ガスをほとんど排出しない原子力発電への期待が高まり、海外で原発商戦が活発化するなどが見直しの契機となったと思うが、これまでの5年間に何が出来たのかも問われる。

 まずやらねばならないのは国内の原発稼働率をなんとか韓国、アメリカ並みにすることだ。10ポイントも離されているのは国民がそれだけ高い電気料金を支払っているということ。

 火力発電所でカバーしている分、二酸化炭素も余計に出している。今度こそ先進国なみの稼働率目標を立てて政府や電力会社が真剣に取り組まねばならない。