ご都合主義

 原発でもゴミ処理場でも反対する人々は、大企業や国などに対して隠蔽や偽装、改竄について大組織の体質だと厳しく批判するのが常だ。また、数字などについてごまかしがあると糾弾する。

 ところが、反対する人々が住民に配っているビラやインタビューに答えている内容は、科学的事実を曲げたり、自分たちが都合の悪い情報はひたすら隠したりして、人々が感情的に同意するようなことばかり強調する。

 一番困るのは、対案を示さないこと。問い詰められると昔の生活に戻ればよいというが、そう言う人たちが実践したのを見たことも聞いたこともない。電気も使えばゴミも出しているのだ。アンフェアーなこと甚だしいが、何故か一般の人はそれに騙されてしまう。