枕詞

 原子力反対派に言わせれば、原子力を推進したがっているのは国、電力会社、それに原子力の学者だけだ。国民は望んでいないと主張する。だが、国が行うアンケート調査結果によれば原子力推進の国民は過半数を超えている。

 国民が選んだ国会議員たちは国の原子力推進の方針に賛成している。また、大きな政党はみな原子力推進政策を主張している。原子力推進はいまや国民の意思だと言ってもよい。

 関係者は堂々と国民の選択によって原子力推進をしているのだと宣言した方が良い。国の方針というと政府の方針と受け取られるが、実は国民の方針だ。これからは原子力の枕詞に「国民の選択した」というのを付けることにするべきだ。