学生の関心

 原子力産業協会主催の「原子力産業セミナー」が昨年末に開催された。年々参加する学生が増え今回は1900人、東京だけでなく関西でも開かれるようになった。

 原子力関係の合同企業説明会の盛況は就職戦線の厳しさを反映したものだが、原子力に関する国民の理解が深まっていることの証ともいえる。原子力を専攻した学生もいるが、他の学部の学生や文系の学生も多い。

 中には放射線に対する恐怖感も抱いている学生もいるが、セミナーに参加することによって多くの人が安全に働いている産業であることへの理解や原子力が将来世界にとってどうしても必要なエネルギーであることを解ってもらえる良い機会になっている。