恐竜の呪い

 鹿児島県出水(いずみ)市の特別天然記念物のナベズルに鳥インフルエンザの感染が確認された。遺伝子検査の結果は「H5N1亜型」、致死率が高い強毒性の恐れもある。

 鹿児島県は養鶏産出額日本一で、県内では約2900万羽が飼育されている。北海道、島根県富山県でも鳥インフルエンザのニュースがあり、養鶏業者には宮崎県の口蹄疫に続いてとんだ災難が降りかかろうとしている。

 鳥インフルエンザのニュースを聞くたびに、鳥の先祖は恐竜の生き残りだったという学説を思い出す。ニワトリの足を見るとあのうろこ状の皮膚はまさに恐竜から受け継いだようにも見える。絶滅した恐竜の逆襲で人類が危機。こんな怖い話はSF映画のテーマだけにしておいて欲しい。