地産地消の優等生

 GDPの構成要素は内需と外需。外需は輸出そのものではなく輸出から輸入を引いた貿易黒字額だ。内需は、民間消費や企業の設備投資、政府支出などのこと。

 外需(貿易黒字額)は、GDP(525兆円)の3%(16兆円)にすぎない。日本経済は外需に依存していると思われているが、実は地産地消の優等生。

 中国の景気や円高で輸出が減り、石油などの原材料や食糧が買えなくなるなどと心配しなくてもよい。それより石油や鉄鉱石などの原材料を効率よく使うことで貿易黒字額をもっと増やす努力をした方が賢明だ。