大手商社の双日が養殖ホンマグロの出荷を開始した。デパートなどで販売するホンマグロは長崎県の養魚場のいけすで30キログラムまで育てたもの。
すでに水産業のマルハニチロは出荷しているが、今後は三菱商事、豊田通商も参入する計画がある。特に豊田通商は完全養殖に成功した近畿大と組んでいる。
世界的な鮨ブームの一方で漁業規制が厳しくなり、マグロ好きの日本人は先行きの不安を抱えているが、関係者の努力で天然物にこだわらなければマグロはこれからも食べられそうだ。
だが、養殖への傾斜は何か問題を起こしそうな予感もする。