限られたパワー

原発の運転保守は限られた人数で行われている。そこで大切なのは重要なものに絞ってやることだ。

なんでもやるに越したことはないという考えでは原発はいつまでも停めていなくてはならない。それは原発を永久に廃止しようとする反対派の考えることだ。

電力を生産する工場である原発としては稼働率を上げること、費用を抑えること、安全を確保することのバランスが取られなければならない。

監督官庁も電力会社もこのバランスについて実績をもとに妥当な線を早く打ち出すことが消費者である国民のためだ。

調子のよかった機器をわざわざ開けてみるより、それに掛かる金でいままで一回も点検していなかった機器や配管を点検すべきではないか。