リサイクル技術

 民主党は少ない財源でいかに将来のために、あるいは雇用を生み出すために重点的な予算配分をするかを求められている。その候補の一つがリサイクル技術の開発だ。

 日本はすでに人口が減少しはじめており、住宅も道路も上下水道も一応は不足していない。これからは量を増やすのではなく質の高いものへの転換が必要。そうなれば現在ある物を撤去するわけで、撤去したものから取り出した鉄などの鉱物資源をリサイクル出来る。

 中国が圧倒的パワーで買い漁っているため世界中で資源の高騰を招いているが、このリサイクル技術を磨くことで我が国の資源輸入を抑制でき、世界の多くの国にリサイクル技術を提供できる。

 現下の資源高騰はリサイクルの採算性にとって追い風であり、リサイクル技術を育てるまたとないチャンスと捉え関連企業は原材料の回収に踏み出すべきだ。