草取り

 風が吹けば桶屋が儲かるというのは落語だが、風は間違いなく草の種を飛ばしてくる。雨でも降ればこれが発芽し一週間くらいで花まで咲かせるという生命力の強さ。雑草のようにという表現がぴったりだ。

 なるべく除草剤も使いたくないし、コンクリートで固めるのはもっとやりたくない。小さな鎌で取るのだが、これが辛い仕事になる。さんざん苦労した結果、草が小さいうちに取るのが一番楽だと発見した。根が張らないので指で軽く摘める。

 これを週一回のペースでやるのが最も効率的。根を張られて種までまかれては草取りが力仕事になってしまう。大相撲も暴力団対策もこのやり方をすればよかったのだ。