中国発展の影響

 2009年の中国自動車販売台数は1360万台、米国を抜き世界一になった。かつては北京でも上海でも自転車の大群だったのが、今や車に代わって大渋滞。この99パーセントがガソリン車だから中国の石油消費量はうなぎのぼり。

 政府は世界中の産油国に政治的に働きかけ石油の確保に必死だ。今世界中にある何億台という車は全部ガソリンか軽油で走る。石油需給が逼迫すれば、値段が高騰し、世界中で車は持っていても走らせることが出来なくなる。

 それでも車に乗れる人は中国の一億人を含む先進国の富裕層のみになる。これを見越して日本でも主要な道にバイクや自転車専用レーンを設置する必要がある。中国の発展ぶりに感心している場合ではない。