学ぶ姿勢が必要

 最近「韓国が日本やフランスを押しのけてUAEに原発売り込みに勝ったと聞いたが、韓国の原発技術はそんなに高いのか、自国で原発機器を製造出来る実力があるのか」との質問を受けることがある。

 この背景には日本の関係者が極めて内向きに過ごしてきたことがある。原産協会の日韓原子力セミナーも、ここ数年は日本側の参加者を集めるのに苦労しているようだ。

 日本の関係者の不参加の理由は「いまさら韓国と情報交換をしてもしかたがない。彼等に情報を取られるだけ。こちらが教えてもらうこともない」ということ。

 過去は過去。韓国は自国の力に自信をつけている。今は現実的に韓国の原発の技術や運営についてよいところを学ぶ姿勢を持つべきときだ。