作業量の平準化

 原発運営の悩みの一つに年間の作業量が一定せず定期検査などに集中しすぎることがある。地元の雇用のためにも年間安定した作業量が望ましいが、どうしても定期検査には他から人を集めるやり方から脱却できない。

 最近は運転中に点検をすることでこの定期検査時のピークを減らす方向が打ち出されているが、まだまだ実現は出来ていない。年間の作業量を平準化するにはこれから出てくる廃炉の作業を運転中の原発の仕事と組み合わせることが有効。

 廃炉の作業は運転停止後10年以上も続くため、同じ構内にある原発が定期検査の時は廃炉の作業は一時中断し、廃炉の作業者も定期検査作業を行い、終了後再び廃炉作業に戻るようにすれば良い。