資源と環境の限界

 石油価格と食糧価格がジリジリと上がっているのが不気味だ。天候異変によるものとの説もあるが、中国など新興国の景気回復で資源や食糧の爆食に一向に歯止めが掛からないため、ついに供給力に赤信号がついたことが背景にある。

 こうなると貿易黒字のない国は国際市場でエネルギーと食糧が買えなくなり、国民は悲惨な状態になるだろう。人口爆発しているアフリカや中東は人口増加が一時的に止まる可能性がある。

 また、先進国でも貧困層は電気も使えず原始時代の生活に逆戻りとなってしまい暴動が起きかねない。こんな中でもなんとか耐えられそうなのは今までも絶対的権力で国民を押さえつけてきたキム・ジョンイル王国くらいである。