環境の限界を超えて

 人類が環境の制約を解き、さらなる物質的豊かさを手に入れるには環境に対して行ってきた侵略をやめ、今まで環境に与えてきたダメージを修復していく必要がある。

 汚染した水の浄化、放出した炭酸ガスの回収、土壌に入った重金属や化学物質の除去、希少動植物の増殖、ダムや堤防の破壊、森林の復活、プラスチックゴミの回収、宇宙ゴミの回収など人体で言えば静脈に当たる活動が求められる。

 そのためにも安くて豊富なエネルギーの開発が必須だが、環境悪化によって文明が崩壊しないまえに、それを成功させないと人類の将来はない。